白山市では、3月22日に議員の定数を条例可決しました。
平成25年2月か3月の次回選挙から定数21人ということで行うことと成りました。
議員定数については、これまで自治体(市町村)の人口に比例させ、人口規模により上限の定数が決められていました。
これまでは減数条例により定数を各自治体で上限以下の数字にて条例制定していましたが、議会制度の充実という観点から、平成22年8月に地方自治法が改正と成り、単純に人口に比例させ定数を決定する枠づけを取りやめ、自治体ごとにどのような議会構成を行うか、自分達の市においてふさわしい議員定数は何人なのか、という観点から自治体で独自にその自治体にふさわしい議員定数を決定すれば良いと言う事に成りました。
自治法によれば、上限定数が撤廃となったことから現在の定数よりも必要であれば増やす選択も可能となったのです。
白山市議会は、これまで各種の市民団体と意見交換会を開催し議員定数の在り方について協議してきました。
現在よりも議員定数を増やせばよいという意見もありましたが、ほとんどが削減か現在の定数28人維持の意見であり、考え方で色々な意見のある事が判明した訳であります。
白山市の議員間の討論会でもいろいろ意見が出ました、議会での議案について議論する場合、議論は多人数ではなかなかむづかしいことから代表を選ぶこととなるわけで、現状の白山市では一般会計510億円の審議や議案の審議を行うためには、議員は兼職ではなく限りなく専職議員であるべきとの意見が多く出されました。
議会は現在委員会方式を採用していることから、議員は必ずどこかの委員会に所属しなければならない義務があります、そこで常任委員会を4委員会から3委員会とし、審議を行う議員数は7人とする事が話し合われました。
委員会により議会運営を行うに当たり3委員会7人より議員定数21人となること。
白山市の人口は現在112,000人であり将来も少子化に伴い増加については厳しい状況の中代表の議員を選ぶ場合の目安として人口5,000人~5,500人に1人という考え方から議員定数21人となる。
この両方の事柄が根拠と成り3月22日に議員定数21人の条例可決となりました。
今後は、通年議会も含め白山市議会の改革を進め、白山市の議員にふさわしい議員報酬(歳費)についても議論し、白山市の議員に誰でもが挑戦できるそして将来の若者や女性も含め良い人材確保のできる白山市議会の環境整備を進めていきたいと考えています。
次回の選挙までもう10ケ月と成りました、町内からの推薦もいただき今回も挑戦することと成ります、議員定数も7人の減となり厳しい状況となりますが、今後とも変わらぬご支援を宜しくお願い致します。
5月16日・17日と、滋賀県の湖南市(こなんし)と甲賀市(こうかし)を視察研修してきました。
湖南市は、改革推進にあたり、「経営の視点」を柱とし、成果の重視やコスト意識の高い行政運営に取り組むため、「湖南市統合型マネジメントシステム」を導入していました。
このシステムは、行政の透明性を図るため、主要事業の進捗を管理し市民に公表する手法、市民サービスの統一的な基準を構築できる事務事業評価、どの職員でも同じ手順で業務を行うことができる業務手順書の手法、これらを統合し、一つのマネジメントシステムとして運用を図ったものでした。補助金など外部評価による事業仕分けを行い、拡充・縮小・統合などといった今後の方向性について検討を加えることが出来ることとしていました、職員からは、「今まで何の疑問も持たずこれまで通り行っていた事業を見直すことができた」、「事務事業に対する緊張感が芽生えた」との意見があったそうです。
典型的な例として、今後、市民サービスの窓口を行う出張所のうち住民票など発行数の少ない所は縮小するとの説明がありました。
市民にわかりやすい開かれた市民サービスの推進をするためには、共通認識の下、理解を得ていくことが大切であるとのことでありました。
甲賀市では、少子高齢化を見据えた中で、住民自治の充実を図るため、概ね小学校区ごとに、自治会、NPO、PTAなど各種団体等による「自治振興会」という新しい組織を創設していました。その組織の側面支援として、平成23年4月から4つの支所の他に、公共施設等を活用し23の地域市民センターに再編成し地域の課題をできる限り、住民自らが自分たちの課題と捉え、解決するための拠点施設としました、旧支所の地域市民センターは、防災など一定の機能は残し、支所機能と市民センター機能の併設で運営されていました。
地域市民センターは、自治振興会の支援業務、担当区域内の定期巡回や市役所窓口業務、公民館業務のサポートなどを行うということでした。
自治振興会ごとに新しいまちづくりを進めるため、「自治振興交付金」を交付し各種補助金を統合し、新たに地域で自由に使途を決定できる基礎交付金とし、区活動交付金、事務加算金や地域独自の事業に活用できる事業加算金の合計金額の交付を行っていました。市民からは「地域内の身近な課題を行政の手を借りずに自分たちで決めることができる制度である等、協働の意識づけにもなり喜ばれているとのことでした。
また、地域市民センターの設置により、合併により市役所が遠くなった市民サービスが低下した、職員の顔が見えないなどの不安が解消され、職員の顔が身近になり、対応がこれまでより早くなった、等喜ぶ声があったとのことでした。
甲賀市の取り組みは、市の行財政改革を進める一方、住民と行政の協働のまちづくりにも重点をおいた施策を行っていました、本市における支所組織の再編や住民自治のあり方について、今後検討するにあたり大いに参考にする必要があると感じた所であります。
平成23年皆様には健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
早いもので、2月1日合併して6年が経過し7年目入りました、合併特例債という大変有利な起債(自治体の借金)も後4年しか利用する事が出来なくなります。
集中と選択により、必要なものには大いに利用して整備していくことが肝要ではないかと思っています。
さて、昨年10月24日に角 光雄初代市長が急逝され、急なことではありましたが市長選挙と成り12月5日に2代目市長に作野広昭氏が当選されました、53歳という若い市長の誕生と成りました、これからは前角市長同様是々非々にて議論し、健全な白山市になるようにこれまで同様、微力ですが頑張っていきたいと思っています。
議会の方は、12月定例議会において、石川県の市町では初めての議会基本条例を全会一致にて制定しました、この条例の制定によりこれまで以上に市民と向き合い議会は何をやっているのかとか、議会は必要ないなどと言われないように二元代表制の意義をしっかりと果たしていきたいと思っています。
また、この2年間文教福祉常任委員会の委員長を務めさせていただきました今回の委員会構成は白山市の各支持政党のすべが委員となっいる大変異色な顔触れと成っていました、委員会は何時も活発な意見があり他の3委員会と比べるといつも終わるのが最後となる充実した委員会であったと思っています、執行部に対して多くの提言を行い、チェックも行ってきたと感じています、代表的にものにジオパーク(地質公園)を推進し観光につなげればとの提言はすぐに市長が推進室を設置、今年中に日本ジオパークに申請するとのスピード感のある対応でありました。小学校の建設計画も鶴来の朝日小学校・松任の松南小学校・美川の美川中学校・鶴来の明光小学校の新築計画の審議やあかね保育所の移転新築・病児保育施設の新築など多くの物件の審議をしてきたと思っています。
どれもこれも将来の子供たちのため、大いに利活用され良い子供たちが育ってくれれば良いと思っています。
昨年はスポーツ界でも井口町出身の森下純平選手が柔道世界選手権で優勝するという喜ばしい出来事がありました、日本一をとおり越して、世界一になってしまったのです。
来年のロンドンオリンピックに是非出場して欲しいと願っているところです、皆んなで応援していこうではありませんか。
今年も、市民の立場に立って、本音で議論し本物の改革を行い本当に住んで良かったね合併して良かったと感じられる白山市創りに頑張っていきます、変わらぬご支援をお願いいたします。
平成22年が明け皆様健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
さて、早いもので、白山市議会議員選挙から約一年が過ぎようとしている今日この頃です。
昨年は、国会も国民の選択により、民主党の政権に変わりました、平成維新だなどと言われこれまでと大きな変化があった年ではなかったでしょうか。
これまでの自由民主党政権が全て良かったとは思いません、民主党によってこれまでの悪しき慣習が是正されることは一面良いことだと思います、しかし、現実に政権与党となって国民との約束を優しいスローガンやばらまきにより国民の耳に心地のいいように言っていたように感じます。
財源の根拠がなかったことが露呈されました、国民との約束、マニフェストとかが実現できないようではただ単に他者依存や甘えの方向に人心を駆り立てて国を壊すことにならないでしょうか。子供手当は一見子供のための政策として良いように思いますが、国債(借金)を多くするということは、将来の子供たちに借金を返済をさせると言う事に繋がり、どちらが良いのか本当に本質をもっと精査し国民に分かりやすく説明すべきではないかと思います、今が良ければいい、将来はどうなってもよいでは国の将来が心配されます。
私は自民党でも、民主党でも第3局でも構わないと思いますが、ほんとうに国家国民のためになる政治を行ってほしいと願っている一人です。
さて、白山市も合併して早、6年目に入ります。
合併特例による財源の特例も半分が経過してしまいました、国からの交付税の合併特例も約24憶円ありますが11年目からだんだんと減少していきます。そのことについての対策をこの6年目から行っていかないと市の財政は大変なことにならないか危惧しています。
市民のために安定した健全財政にしなければ、いろいろな政策も実現することができなくなるのではないでしょうか。
20年度決算では、経常収支比率が97.1%となっており財政的には硬直化しています、綱渡りの状態がまだまだ続きます、今後の投資的事業など公債費(借金)を勘案しながら精査の上、事業を行わなければ財政破たんに繋がりかねない状態であると思います。
今の白山市は、政権交代で今後の国の方針も明らかでない現在、地域主権と言っていますが新しい事業を行う時期ではなく、財政を安定させるための方策を最優先することが、将来の子供たちのために重要な時期ではないかと考えています。
これからは税収も減少することが避けられない白山市、経費関係の削減に聖域を作らず断行することが重要に成って行くのではないでしょうか。
白山市議会も議会改革特別委員会を設置し、本物の二元代表制の意味を吟味し議会として住民の立場に立っての白山市創りに、「本音で議論して、本物の改革を行い、本当の白山市創り」をモットーに頑張って議会改革も行わなければならないと感じています、市民に親しまれる信頼される議会になるように今後も頑張って活動していきます。
今後とも変わらぬご支援をお願いいたします。
委員会は、5月19日から21日までの3日間にわたり、茨城県常総市、埼玉県越谷市、東京都江戸川区、小平市を視察研修した内容について概要報告します。
まず、常総市の中学校希望制についての視察について。
この制度は、小学校6年生児童と保護者が各中学校の実態を知った上で、本人の希望や目的、通学条件にあった中学校を希望できる制度でした。
中学校希望制度の意図するところには大きく分けて3つありました、1つ目は自分で選ぶことにより自分自身の目標をもって入学することとなり、学習意欲の向上や愛校心が培われること、2つ目は保護者も一緒になって学校の教育方針に賛同して選んだ責任から、積極的に学校と関わるようになること、3つ目は特色ある学校づくりを行うために、学校の活性化を目指すことでした。
一般的には「学校選択制」というところが多いのですが、常総市では、通学区域の指定は変えずに、入学時に希望できる「希望制」としていました。
中学校を希望する理由として一番多いのは部活動であり、小学校で習っていたクラブ活動を優先させる子供が多いとのこと、その次の理由としては通学距離の関係ということです。
合併した常総市では、中学校の希望制の効果として、これまでの通学距離が半分になった地区もあり大変に喜ばれていました。
また、各中学校ではスクールガイドを作成し、学校の特色をPRすることから、学校の活性化にも繋がっているのですが、将来的には学校の統廃合の問題もあり、通学区域の変更も考える必要がでてくるとのことです。
白山市においても、通学区域の変更を希望する声もあり、今後協議していく必要があることから、このような取り組みは参考にすべき課題と考えさせられました。
次に越谷市の教育センターの取り組みについての視察について。
市の教育センターでは、教員の資質や指導力の向上を図るため、各種研修会を実施しているほか、市民ニーズに応える教育相談事業の充実を図っていました。また、不登校児童生徒の支援対応としての適応指導教室「おあしす」を設置し、不登校児童をなくす取り組みにも力を入れていました。
昨年度は「おあしす」の在籍生徒は37名でしたが、努力の結果27名が普通学習に復帰したとのことで、この成果は、おあしすの担当者が学校担任との連絡会や保護者との面談を定期的に行ったことと、学校への不登校訪問対応に対しても力を入れたことが要因であるとの説明でした。
このほか、小中学校にあるコンピュータ室の運用も教育センターで管理するなど、学校系ネットワークの整備・運用に力を入れており、教員1人に1台ずつパソコンが配備されていました。
課題としては、夜間に教員の各種研修会を開催しても参加者が少ないこともあり、今後は工夫しながらより質の高い教育センターを目指し、若手教員の指導力向上を図っていくとのことです。
越谷市の教育センターは、本市と比較すると、規模や設備の充実に大きな違いがあるものの、担当職員の説明からは教員の資質向上や指導力の向上そして不登校児童をなくすという強い意識が感じられ、学ぶべきところはたくさんあるように感じたのは、私一人ではないと思います。
次に江戸川区のすくすくスクールの視察について。
すくすくスクールとは、文部科学省と厚生労働省の連携で発足した「放課後子どもプラン推進事業」を実施したものでした。
放課後の教室や校庭、体育館など、行政財産である学校施設の利活用で、児童がすくすく、のびのびと様々な活動ができる事業であり、地域・学校・保護者の連携により多くの大人と交流することで、子供たちの豊かな人間性を育むことを目的としています。
江戸川区では、平成15年度に試行錯誤の上、1校をモデル校としてスタートした後、現在は区内73校全ての小学校で実施していました、小学生全学年が対象で、日曜・祝日・年末年始を除き年間300日ほど運営されています。
登録区分は一般登録と学童クラブ登録に分かれており、保護者が仕事等で、留守になる児童を預かる学童クラブ機能も包括して実施していることも大きな特徴でした。
運営体制としては、区の常勤・非常勤職員や臨時職員が見守る中、児童が登録区分に関係なく様々な活動を行うほか、地域のボランティアや保護者の方が体験教室やイベントに関わり、特色ある活動を展開していました。
担当者の説明では、この事業を通して子供とその地域の大人とのふれあいの場を持たせ、顔見知りの関係を築くことから、やがては学校の外で出会ったときにもあいさつを交わすなど、地域全体が子供たちの健全育成の場として広がっていくことを目指しているということであります。
白山市では、学童保育を実施していますが、学童クラブでは定員や対象学年が規制されています。このような中、規制を設けず6年生まで誰もが参加でき、経費をかけずに学校施設を有効に利活用しているこの事業、知恵を使った江戸川区の取り組みの説明を聞いた議員の中には、非常なカルチャーショックを受けたとか、小学校と地域の関わりにこんな方法があったのかこれまでの進め方は間違っていたのではないかとの私見を述べ疑問点について質問をしていました。
この江戸川区のすくすくスクールは白山市においても大変参考にすべき事業であると強く感じました。
最後に、小平市の準夜応急診療事業の視察について。
小平市では、市の健康センターに開設している平日準夜応急診療所に小児科専門医や内科医を増配置したほか、平成19年度からは日曜日の準夜間も含め、毎日初期救急医療を実施していました。
もともとは、公立病院で夜間の小児救急診療を実施していましたが、担当医の負担が大きく、医師会に協力を求め始めたものだそうです。
昨年度の受診実績は、合計6,3000人で、そのうち小児科は7割を占めているとのことでした。
現在昼間の休日応急診療は、市内の医療機関において当番制で行っており、利用者からは「場所がわかりづらい」とか、「駐車場が少ない」といった声もあり、来年度からは市の健康センターで実施していきたいとのことでした。
本市においても小児救急医療体制の充実を図るため、医師会とも調整し実施に向け協議を進めてほしいと感じました、小児救急医療体制の充実は、子育て世代にとって安心を与えるものであり、このような取り組みは学ぶべきものがあると思いました。
20日の夕方のニュースで、八王子市において新型インフルエンザに感染した高校生が発見されたとのこと、小平市は近くでありますので当日小平市の担当部局が緊急会議を開催しており場合によっては視察が出来ない事態になるかもしれないと緊迫した中での視察となりました。
少し時間が遅れての視察となりましが無事に終えることができました、帰り際には私たちがJR線に乗車することから、品薄となっいるマスク2セットを支給して頂きました、感染しないように気をつけてお帰り下さいとの気使いです。
潜伏期間後も誰も発熱せず感染しないで帰ってこられたことに安堵しているところであります。
このほか、常総市では国庫補助事業子供安心プロジェクトのスクールガードリーダー制について、越谷市では病後児保育事業についても視察してきました。
強行スケジュールの中でしたが、白山市として参考になる視察ばかりで、6月の議会定例会でも視察内容を白山市で反映できないのかとの質問が数多くあり文教福祉常任委員会の行政視察としては大変実りの多い視察であったと喜んでいます、今後も市民のために視察した内容を精査しより良い白山市づくりに頑張りたいと思います。
2月1日より白山市も5年目に入りました。
4年前、合併に伴い行われました市長選挙と市議会選挙が2月15日告示にて2回目の選挙が実施されました。
色々な条件が咬み合わさった中で、両選挙とも無投票となり市長市会議員が決定したところです。
当初は激戦が予想されましたが、蓋を開けてみると無投票当選となりました。
当日は2月とも思えない穏やかで温かい日となり選挙活動も大変行いやすい気候でした、一転16日からは北陸特有の冬型となり雪の降吹雪となり大変な荒天となりました。
選挙が15日、当日1日で終わらなければ今頃は選挙真っ只中、自分自身は良いとしても、ボランティアで応援していただいている運動員の方に大変な思いをかけたかと思うと1日で終了したことに今更ながら安堵しているところです。
有権者の皆様の中には投票したかったと考えている方も大勢いたのかもわかりませんが、私自身、無競争当選という結果の重責を感じ、今後の議会活動を行って行かなければならないという責任感が沸いてきています。
過去の議会で何度か一般質問を行なっていますが、市民のために白山市の財政を安定した健全財政にしなければ、これまで発言している政策も自治体として実行することができなくなると考えています。
19年度決算では、経常収支比率が98.5%となっていることから財政的には硬直化しており綱渡りの状態がここ数年続きます、今後の投資的事業など公債費を勘案しながら精査の上、事業を行わなければ財政破たんに繋がりかねません。
この4年間に、経費関係の削減も待ったなしに聖域を作らず統廃合など断行することが重要に成って行きます。
これまで、事業を行うとき少しでも良いものを作ろうとの議論から、今考えると運転経費がかさむ無駄な施設も建設してきていると思います、停止している施設が一体幾つあるのでしょうか、作る時から、維持管理費のことを考えて行くように議会として提言していかなければならないと思います。
急激な改革は歪が生ずる恐れがありますから、一つ一つ確実に小さなことからやって行くことが肝心であるとの考えから、本物の白山市創りに本音で語り、本音で議論して、本物の改革を行い、本当の白山市創りに全力を傾注してゆく覚悟です。
最後になりますが、白山市2期目当選させていただきましたことに感謝とお礼を申し上げます。
これまで同様、ご支援くださいますようによろしくお願いいたします。
平成20年度がこの4月より始まり、白山市としては2月から合併して4年目に入りました。
私たちの議員任期も平成21年3月5日で余すところ一年を切ってしまいました、残された期間ではありますが一生懸命に議員活動を行って生きたいと考えています。
さて、昨年は3月25日能登地震が発生し防災に対して考えさせられる一年でした、また食品製造など偽造が多く発覚した年でもありました、生きるための食料です安全で安心して食することが一番大切なことではないのでしょうか。昨今の食料問題から自給率約39%の日本これで良いわけではないでしょう、田園都市白山市が食糧生産の面で脚光を浴びるのもそう遠くないような感じがしています。現在白山市は3年が経過し市としての基礎作りが着々と進められてきているのが現状です。
今年平成20年には白山市の将来のまちづくりの基本となる白山市マスタープランの策定が行われ、今後はこのマスタープランに沿って市づくりが進められます。
自然、ひと、まち、を基本理念として「豊かな自然とひとが共生する自立と循環のまち」つくりを目指して市つくりが着々と進められていきます。
ところで、昨年6月財政健全化法が制定され、国による自治体の健全化の関与がこれまでとは180゜方針が変わりました、四つの指標が設定されその数値が一つでも超えればすぐに国の指導が入る仕組みとなります。
議会としては夕張市のように財政破綻しないように今後も監視し提言していかなければならないようになり、とても重要な時期になったと考えています。
白山市は、これまで投資した事業等の結果、市民一人当たりの借金は140万円・総額1581憶円となりました。の一般会計、一般家庭でいわれる家計は平成18年度において474億8,977千万円、19年度は430億3,000千万円となる見通しで貯金は17億4千万円となり、前年度比較で44億5千万円減額した中で財政運営を行っています。
白山市の財政はここ4年間の借金返済が多額に上り厳しい財政運営がしいられます、スキー場関係、白山市の庁舎、クレインの建設や道路整備などの返済がピークとなります、返済額の各年度予定は19年-80.9億、20年―79.9億、21年―79.8億、22年―81.7億、23年―80.0億であります。
しかし財政運営が厳しい中でも、福祉関係、少子化対策、教育環境の整備、防災対策、交通、道路などの整備を行っていかなければなりません。市議会議員は議案議決が一番の仕事ですが、一般質問や執行部への提言も議会人としての仕事ですし、効率的に予算の配分が行われ市の運営が的確に行われているかチェックを行う事も議会として重要な仕事の一つであると考えています。
また、今年度からは、少子化対策や教育環境の整備では、子供医療費で現在小学校6年生まで無料を、4月より中学3年生まで無料に拡大となります。
保育料基本料金は2人目半額、3人目基本料金1/10となっていますが4月以降3人目無料となります。 学校建設でも、山ろくの統合小中学校は建設中であり、平成20年開校予定、鶴来地区では広陽小学校の耐震大規模改造は完了し安心して勉強できるようになりました、広陽小学校の放課後児童クラブ(あおぞらクラブ)の建設も完了しました、今後は朝日、明光小学校建設の建設工事が進められることとなります。
私の今後の取り組む課題としては、職員の効率的な配置、経費の節減の観点から支所の統廃合の問題がありますし、鶴来地区の公民館に併設の小体育館建設の件もあります。また、住民の安心のために公立病院があるわけです、松任石川公立病院は順調に経営がなされており住民からも信頼されているように、鶴来病院もそのような信頼される病院になるように頑張らなければいけないと考えています。
スキー場整備の問題は方向性が決まり、今年新しい方式で運営がなされある程度成果が表れたと思います、工業団地の造成工事も着工となりますし、白山の世界遺産登録の申請など多くの課題がありますが、県内でも人口増加や観光資源、工業の立地条件の良さなど白山市は希望のある市であると思います。
希望ある白山市が安全で安心して住めるまち、住んでよかった、住みたいまちづくりに、そして今後も、将来の子供たちに負担を担がせないような白山市であることを基本として、執行部に対して提言を行い監視も行、発言する議員として議会活動に頑張って行こうと思っています。今後とも、ご支援くださいますようにお願いいたします。
今回、議会活動を多くの方に知っていただくために、そしてあまりお会いできない方たちからご意見も頂けたらと思いホームページを開設しました。
2005年12月松任中央病院に新設された最新の検査機械「ペット」により腫瘍が発見されました。2006年1月に精密検査を受けた結果、4月に腫瘍摘出手術を行うことになりました。
手術は大成功で経過も順調に推移しています。手術から一年が経過し普通の普段通りの生活が営めるようになりました。担当してくださいましたお医者さん、看護士の皆さんの使命感と献身的な看護に大変感謝しています。またお見舞いにきていただき元気づけていただいた皆様にも感謝して生活しているこの頃です。
去年の5月は点滴をしてベッドで養生していて出来なかった田植も今年は何とか手伝いをしながら共同にて終えることができました。今、苗は順調に育っています。それから、担当医からは、リハビリになるからと勧められているゴルフも昭和28年生まれの二八会に一年二ヶ月ぶりに参加することができ同級生と楽しくプレーすることができました。(ちなみに成績は100点満点でした)
今年春先には、思ってもみない場所、能登の地震がありました。これまで防災対策委員会委員長として2年間防災に対して調査研究してきました。今年3月定例会で委員会の活動報告を行い防災対策特別委員会は解散しましたが、これまでの阪神・中越大震災の視察で教えていただいたこれまでの体験、反省、対策のことも含め、消防防災拠点となる消防本部の建設についての提言をとりまとめ報告しました。今後の白山市の防災対策の一助になればと願うところであります。
5月24日から27日まで白山市ロシア協会に同行して、ウスリースク市を訪問しました。将来の白山市との友好都市の可能性を探る訪問であり、角市長の親書もウスリースク市長に代表から手渡しました。参加した各部の部長達と交流を深めてきたところです。
さて議会のこれまでのことですが、一般質問では財政関係のことを多く質問してきました。私自身も詳しいわけではありませんが勉強しながらの質問です。特に白山市の財政が安定していなければ、住民の福祉に対応する施策がとれないわけですから市としては一番重要なこととの思いから沢山質問をしてきました。今後も注視していきたいと考えています。
そのことが、住みたい市、住んでよかったと言われる白山市につながるものと確信しています。
温もりのある「あたたかいまち」づくりを基本に今後も励んでいきたいと考えております。これからも応援をお願いしまして近況報告にしたいと思います。